挨拶
こんにちは、ロンドスポーツアカデミーの平田です。
第9回はリクエストをいただきまして、
「オフサイドのルールをわかりやすく解説」
です。
サッカーのルールの中でも、オフサイドはなかなか理解するのが難しいと思います。サッカー未経験者の方でもなるべくわかりやすいように解説しました。ご覧ください。
オフサイドの解説
オフサイドとは
それではオフサイドについて、解説していきたいと思います。
オフサイドは攻撃側チームの競技者が得点をするために、守備側チームのフィールド内で待ち伏せをすることを防ぐために、定められたルールです。
余談なんですが、サッカーというのはイングランドで発祥と言われておりますが、イングランドというのは紳士の国で、「紳士たれ」というのが、サッカーのルールの基本となっております。
非紳士的行為っていうのが、サッカーで言ういわゆる反則となるんですが、オフサイドというのも待ち伏せするということが、紳士的ではないっていう形で、生まれたルールだという風に言われております。
それではオフサイドの違反となるポジションを実際に見てみます。
オフサイドの違反となるポジション
オフサイドの違反となる反則となるポジションというのは、パスを出す選手がボールに触れる・あるいはプレイを押した瞬間に、もうひとりの味方の(図FWの選手)が、
①相手のフィールド内にいて
②ボールより守備側チームのゴールラインに近くて
③後方から相手の競技者二人目よりもゴールラインに近い場合にいる
がオフサイドポジションとなります。
※注 オフサイドポジションにいること自体は、反則ではありません。あくまでプレーに関与したときのみオフサイドの反則となります。
相手競技者を妨害する場合
続いて「相手競技者を妨害する」というのもオフサイドになります。例えば青のミッドフィルダーの選手(図 青MF選手)が、シュートを打つとします。
シュートを打つときに、(図 青FW選手)は守備側の二人目よりも前にいるので、オフサイドポジションにいます。
(図 青FW選手)はオフサイドポジションにいるんですが、このフォワードの選手にはシュート時にボールが渡らないとしても、ゴールキーパーの選手(図 赤GK選手)の
・プレーを妨害する
・もしくは視線を遮るようなポジションにいる
場合、オフサイドの反則となります。
オフサイドポジションにいることによって利益を得る場合
「オフサイドポジションにいることによって利益を得る」この場合もオフサイドになります。
例えば(図 青MF選手)が、ゴールにシュートを打ちます。そのとき、味方のフォワードの選手(図 青FW選手)は、当然のことながら相手競技者の二人目よりも前にいるので、オフサイドポジションにいます。
ですが、もしこのボールが、ゴールに直接入った場合は、ゴールキーパーの視線を遮ったり、プレイの妨害をしていなければ、このフォワードの選手は、オフサイドにはなりません。
ですが、例えばシュートを打ったボールが、
・ゴールキーパーのセービングや
・ゴールポスト(バー)に当たって跳ね返って
オフサイドポジションにいるフォワードの選手にボールが渡って利益を得た場合もオフサイドとなります。
問題①この場合はオフサイド?ノーオフサイド?
この場合はオフサイドでしょうか?
この場合は、この味方のパスを出す選手(図 青MF)が、ボールを触れた瞬間にフォワードの選手(図 青FW)が、オフサイドポジションにいるかどうかがポイントです。
この場合ですと、ボールを触れた後にフォワードの選手は、オフサイドラインを超えているので、ノーオフサイドになります。
問題②この場合はオフサイド?ノーオフサイド?
続いて2問目です。この場合はオフサイドでしょうか?
この場合も、パスを出す選手(図 青MF選手)がボールに触れる、あるいはプレイをする瞬間に、フォワードの競技者(図 青FW選手)が、オフサイドポジションにいるかが、ポイントとなります。
この場合だと、オフサイドポジションに入ってから、ボールが出ていますので、オフサイドとなります。
問題③この場合はオフサイド?ノーオフサイド?
続いて3問目です。この場合はオフサイドでしょうか?
この状況はフォワードの選手(図 青FW選手)がオフサイドポジションにいる状態でシュートが入った状況です。
この場合は、(図 青MF選手)がシュートを打つ瞬間に、オフサイドポジションにいたフォワードの選手(図 青FW)が、相手ゴールキーパーのプレイを妨害していたり、視線を遮っているかがポイントとなります。
この場合ですと、シュートを打った瞬間にフォワードの選手は、相手ゴールキーパーのプレーを妨害したり、視線を遮ったりしていないので、ノーオフサイドとなります。
問題④この場合はオフサイド?ノーオフサイド?
続いて第4問です。この場合はオフサイドでしょうか?
この状況は、パスを受けるフォワードの選手(図 青FW選手)はオフサイドポジションにいます。
この場合はパスを出す選手(図 青MF選手)が、プレイをした瞬間にパスを受けるこのフォワードの選手(図 青FW選手)は、確かにオフサイドラインにはいるんですが、オフサイドのルールとして、ボールよりも後方にいた場合、この場合だと相手のゴールラインよりもマイナス方向に出たパスとなりますので、ノーオフサイドとなります。
いかがでしたか?
オフサイドのルールって難しいですね。特にサッカー未経験者の方からすると、サッカーのルールの中で最もわかりずらいルールの1つだと思います。
私自身もサッカー歴は長いんですが、サッカーのルールについては、正直わからなかったり、迷ったりすることって結構あるので、その都度審判の方に確認したりもしています。
今回は数ある中からわかりやすいところをピックアップして解説してみました。この解説で少しでも、サッカーを楽しむキッカケになれば幸いです。
それでは、ご視聴ありがとうございました!