第1回サッカーの歴史【ロンドオンラインレッスン】

 

こんにちは。
ロンドスポーツアカデミーの平田です。
新型コロナの影響で、皆さん大変な状況で日々過ごされていると思います。
ロンドとしても、情報を集めながら、最良の方法を模索し、情報を発信していければと思っておりますので、皆様ご協力お願いします。

さて、ロンドのテクニックスクールは今週1週間は自粛とさせていただきますので、今日からオンラインレッスンと称しまして、サッカーについての勉強ではないですが、情報をYoutubeを通して発信していきたいと思います。

第1回のオンラインレッスンはサッカーの歴史

サッカーをやっていてもサッカーの歴史を知らない人は多いと思います。

私自身も、イングランドが発祥ということぐらいしか知りません。
みんなでサッカーの歴史について勉強していきましょう。

ちなみにですが、サッカー(Soccer)という単語を使っているのは、世界的にみると1割程度しかないそうです。

世界の9割はフットボール(Football)を自国の言語に訳した単語を使用しているようです。
主にサッカーという単語を用いているのは、アメリカやカナダで、特にアメリカは、フットボールと言えば、アメフトの事を指す為、区別をつけるためにサッカーという単語を用いているようです。

ちなみに、日本サッカー協会は国内でのみ使用していて、英語表記ではJFAつまりJapan Football Associationとしています。

さて、起源についての話に戻ります。
いくつか諸説がありまして、調べたところ代表的な諸説が4つありましので、紹介していきます。

  • 【中国説】FIFAによると2000年前から中国でサッカーのような競技が行われていた。
  • 【イタリア説】15世紀のイタリアでも、イングランドのフットボールに似た「カルチョ」という遊びが存在した。
  • 【イングランド説】現在のサッカーの発祥はイングランドとされている。詳しく順番に解説していきたいと思います。

【中国説】FIFAによると2000年前から中国でサッカーのような競技が行われていた。

詳しく解説していきます。

中国では、中国の伝統文化である「蹴鞠(しゅうきく)」という一種の芸能のような遊びがサッカーの起源と言われているそうです。
日本でも「蹴鞠(けまり)」という遊びが平安時代(西暦600年ごろ)流行ったそうですが、けまりは中国から渡来されてきたものだそうです。
中国のしゅうきくは、12人のチームが対抗して鞠(まり)を争奪し、球門に入れた数を競うという遊戯みたいです。

<wikipediaより 太監(宦官)の蹴鞠を見物する明の永楽帝>

かなり現代サッカーに近い遊びですよね。これがサッカーの起源なのかもしれません。

ちなみに、中国では蹴鞠はかなりの人気ぶりだったようで、明の時代には、貴族や官僚が蹴鞠に熱中して、仕事をさぼる人が続出し、禁止令が出されるまでに発展したようで、蹴鞠は女性の遊戯へとなり、その後、清の時代における禁令で中国からはほぼ姿を消したとのことです。

<wikipedeaより 中国の明代の杜菫による絵画『仕女図・蹴鞠』>

【イタリア説】15世紀のイタリアでも、イングランドのフットボールに似た「カルチョ」という遊びが存在した。

詳しく解説していきます。
15世期のイタリアでもイングランドのフットボールによく似たカルチョという遊びが存在したようです。
「カルチョ」がイングランド等と決定的に異なる点は、農村地帯の広い空間でなく、

<wikipediaより 17世紀、フィレンツェで行われたカルチョ・フィオレンティノの様子>

画像のように、都市の限られた空間である広場で行われていたことです。
イングランドの起源については、あとで紹介していきますが、イタリアの「カルチョ」は限られた空間で行われた為、フィールドが限定され、参加人数も限られ、簡単なポジションのような役割や作戦も決められていたようで、現在のサッカーにかなり近い存在であったと言われています。
特にイタリアでは、「カルチョ」という遊びは、8世紀ごろからあったといわれており、サッカーの起源はイタリアだと信じている人が多いようです。

【イングランド説】現在のサッカーの発祥はイングランドとされている。

詳しく説明していきます。
もっとも有名で多くの人が信じているのが中世イングランド説です。
中世イングランドでは、戦争で勝利した際に勝利の証として、あることが行われており、
(ちなみにあることとは、残忍なので詳しくは割愛します。)
それを起源とし、フットボールという名称で遊びあ祭り事に用いられるようになったそうです。

<wikipediaより 1872年、イングランドとスコットランドの間で行われた世界初の公式国際試合(当時の新聞の挿絵)>

当時のフットボールは、1つのボールを奪い合い、先に目的地に運んだほうが勝ちというシンプルなルールで、特に他に決められたルールはなく、色々なやり方でプレーされていたようで、とても荒々しく、時には死者が出ることもあったようです。
そのため、1314年にロンドン市長が禁止令を出していこう、1847年までの533年間で、わかっているだけでも42回も禁止令が出されているそうです。
そうして、時代うつりゆく中で、色々な歴史の背景から徐々に現代サッカーのルールへと近づいていったようです。

いかがでしたでしょうか

以上3つの諸説がサッカーの起源とされる説となります。
諸説あるので、どれが本当かはわかりません。
ただ、各地で諸説が叫ばれるのは、サッカーというスポーツが世界的に根付き、愛されているということかもしれませんね。

サッカー選手として、この知識は全然必要ありませんが(笑)
サッカーを愛するファミリーとして、サッカーの歴史を知っていると、サッカーの観方や面白さが変わってくるかもしれませんね。
第1回サッカーの歴史は以上となります。
楽しんでいただけましたでしょうか。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

こんな状況ではありますが、皆さんで乗り越えていきましょう。

先日ロンドテクニックスクールのプロモーションビデオも作成しましたので、合わせてごらんください。

それでは、ありがとうございました。

参照・参考サイト

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC#%E6%AD%B4%E5%8F%B2

http://www.jfa.or.jp/info/inquiry/2011/11/post.html

https://www.duarig.net/soccer-origin